sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文「地域農業の発展を目指す」

こんばんは。ゼミブログ初登場の佐山ゼミ3期生の大江菜々花です。

この場をお借りしまして・・・

2期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。先輩方からたくさん吸収させていただいたものを、私も後輩達に伝えることができるように頑張ります!

4期生の皆さん、はじめまして(^-^)!ですね。これから実習や飲み会でお会いできるのを楽しみにしてます。

3期生のみんな・・・就活・・・頑張りましょ~・・・(笑)

 

 

では、進級論文で研究した内容を書いていきたいと思います。テーマは「地域農業の発展を目指す」です。

 

研究動機

理由はいくつかありますが、最も大きな理由は「わらじクラブ」を継続させたい!という思いです。「わらじクラブ」ってなんやねん・・・という感じだと思いますが、これは私が小学生の時から所属している淡路島の地域密着型の団体です。「子供が育つ地域づくり」をテーマに活動し、これまで11年間続いてきました。この団体、私が1期生にあたるのですが、実は私のふとした遊び心から発足されました。1期生として、地域の歴史や伝統・文化を後輩達に伝えたい、淡路島で育ったことを誇りに思ってほしいという願いから団体の継続を考え、この機会に継続における問題検証をしようと決めました。

 

調査方法

①「わらじクラブ」の活動に1年間密着

②大野農村生活文化保存同好会会長(わらじクラブ会長)へのインタビュー

③淡路くにうみ夢フォーラムへの参加

この3点を調査方法とし、実際に現場から発見される問題点、主催者が考える問題点、淡路島の全体で挙げられる問題点を検証しました。

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この写真は一緒に活動内容の一貫であるお米作りを一緒に頑張ったみんなとの写真です。ちなみにわらじクラブの会長様は左のおじさん。

1443267995233 初めての稲刈り、頑張ってました!

 

最後は私の提案で、参加してくれた子供達と保護者の方々を交えた試食会を開催しました。みんなで作ったお米は、おにぎりにしたりお餅つきをしたり、私もとても楽しませていただきました。この試食会は、保護者の方々にも子供達の活動を知ってもらおうという目的があります。実際に、こうして昔ながらの体験を通して成長していく子供達の姿に魅力を感じた、また来年も参加させたいという声もいただきました。

 

結論

このような調査を通して見えてきたこと、それは「担い手不足」の問題です。スタッフという立場になり、今後も継続させていくためには今のスタッフの人数では足りないと思いました。また、団体支えているスタッフの大半は高齢者の方々です。ここにも注目し、今後の課題としました。インタビューやフォーラムを通しても、農業の担い手不足は深刻だと感じました。そこで考えられるのが、「血族内世代継承」から「地域内世代継承」への転換です。昔から伝わる親子間の継承にこだわらず、地域で継承者を育てるという発想に至りました。私は今後、「わらじクラブ」の活動に担い手の育成に繋がるような内容を提案しようと考えています。また、他の地域で行われている団体の活動内容との比較もしながら、地域農業の持続・発展を目指したいと思います。

 

今後、この「わらじクラブ」がどうなっていくかは分かりませんが、今回一緒に頑張ってくれた子供達や、感謝や励ましのお言葉をくださった保護者の方々、山西会長と会長の奥様、試食会の開催場所を提供してくださった大野公民館長様、活動を支援してくださった地域の皆さま、フォーラムでお世話になった皆さま、ご協力いただいた全ての皆さまのご期待に応えられるように、地域で愛される団体に成長させるお手伝いができれば・・・と思います。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。