sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学レポート(24) 私が感じた中国大陸~上海編~

大家好!みなさんこんにちは。

佐山ゼミ3回生の栗本です。

まず、新年快樂!!! Happy Chinese New Year!!!

今日は旧暦上の元旦なので、台湾や中国などの中華圏ではお祝いムードがすごいです!

学校や会社も1週間~10日ほど休みになります。私もこの休みを利用して3日間中国の上海に旅行に行ってきました。台湾留学レポートとはちょっと外れますが、今回は私が感じた中国大陸~上海編~について書こうと思います~!!


【中国に行った理由】

まず、なんで上海に行こうと思ったかというと、航空券が安かったから…ではなく(それもあるけど)、中国大陸の人間や文化を自分の目で見てみたかったからです。

日本のテレビでは中国人の日本での爆買いやマナーの悪さ、反日デモの様子などがよく報道されていて、中国人は行儀が悪い、騒がしい、日本の事が嫌い…といったようなマイナスイメージがなんとなく私の脳内にはありました。

また、台湾に来てからも、多くの台湾人は政治の関係で中国を嫌っているので、中国人に関してもいい話を聞くことはありませんでした。でも中国の事を悪く言う人たちに限って、実際には中国に行ったことがないというのも実情で、それも変な話だなぁとも思ったり。

一方で、私の友達の中国人はみんなとても親切でいい人というのも事実です。ただ、いい人=マナーが良いというわけでもないんだろうなぁと思ったり。。

このように中国に対してなんだかもやもやしている感情があって、もう実際に自分で行って見てくるのが早いや!と思って、弾丸で行ってきました。

 

ステレオタイプと実情】

今回の旅では、上海とその付近の観光地を巡ったのですが、それを一つ一つ語るのは無理なので興味があれば個別に聞いてください(^o^)丿話のネタがたくさんありますので。。

行った場所は、上海(外灘, 南京東路, 預園, 預園商城, 思南公館, 新天地, 人民公園)と蘇州(山塘街, 留園)です。

ここでは、私が中国に対して持っていたステレオタイプと実情がどうだったかについて書きます。

※私個人の意見であること、中国大陸全体ではなく上海人の様子であることをお忘れなく。

ステレオタイプ)→中国の大気汚染はひどい

(実情)→中国の大気汚染は想像以上にひどかった

中国についてまず一番初めに思ったのは、空気の汚さです。見るからに空に白くもやがかかっていて、遠くの建物がはっきり見えない。また、のども何か咳がしたくなる感じ。たまらずマスクしました。見た感じ中国人も10人に1人くらいの割合でマスクしてました。また、大気汚染のせいで痰がたまるようで、そこらじゅうで痰を吐き捨てている人が…。

↓空気が悪いのわかりますか?

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ステレオタイプ)→中国人は列に並ばない

(実情)→中国人は乗り物に乗るときは列に並ばない

中国人って列に並ぶことなんか知らず、横入りしまくりなのかと思ってたんですが、列車の切符買うときとか、ご飯買うときとか普通に並んでました。

ただ、バスや電車、地下鉄に乗るときは全く別。

バスや電車を待ってる時からすでに並んでなくて、ドアが開いたらわーっと群がる。

地下鉄では、降りる人と乗る人がぐちゃぐちゃにすれ違うように乗り降りします。「降りる人が先に降りてから乗るんだよ」と親にさんざん教えられてきた私からしてみれば、地下鉄に乗り降りするだけで戦いのようでした。

 

ステレオタイプ)→中国人はポイ捨てをする

(実情)→ 同上。

もうほんとに大人も子供もみんな平気でポイポイごみを捨てていてショックでした。ごみ箱もそこら中にあるのに、そこまで我慢できないんですかね。

ネットで聞いた話によると、中国には清掃員がいるから自分でごみを捨てたら彼らの仕事をとってしまうことになる、だからポイ捨てするんだ、っていうことらしいんですが…。確かに清掃員はいました。でもそれ以上にごみの数が多すぎて彼らの仕事が追い付くわけない状況でした。

↓「ごみが落ちてる」のレベルが違う

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ステレオタイプ)→中国人は不親切だ

(実情)→ほとんどの中国人はまぁ親切、でも愛想がない

なんでか分からないですが、なんとなく中国人は不親切なんじゃないかっていうステレオタイプがありました。実際はまぁそこそこ親切だけど愛想がないという感じです。

日本人と台湾人と比較すると、以下の図の感じ。

ブログ図

「まぁそこそこ親切」って表したのは、最低限頼んだことはしてくれるからです。

例えば、道を聞いたら教えてくれる、写真撮影を頼んだら撮ってくれる、間違っていることは教えてくれるけどどうしたらよいかまでは教えてくれない、みたいな感じです。

そしてそこに愛想がまったくない!

笑顔はもちろん一切なし、何か物を買ったらその商品をボン!って置かれる、チケットを買ったらチケットとお釣りを投げて返される、という感じ。

正直台湾でもそういう状況にたまに遭遇しますが、基本的にはみんな親しみやすい感じです。

ただ、今回の旅の中でも例外の中国人ももちろんいて、笑顔で接客してくれたレストランの店員さんもいたし、めんどくさいしぼったくりしてきたけどなんだか憎めないタクシーの運ちゃんとも仲良くなれたりと、一概に中国人は不愛想とはいえないです。

↓蘇州にて、むかつくけど憎めないタクシーの運ちゃんと

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ステレオタイプ)→中国人は派手好きだ

(実情)→中国人は赤が好き

なんとなく、中国人って服装が派手でセンスないと思っていましたが(ごめんなさい)、そうでもなかったです。パジャマで頭にカーラーつけたまま歩いてるおばちゃんもいましたが、基本的にはみなさんおしゃれに気を使っている感じしました。上海だからかな。台湾よりもおしゃれなんじゃないか。

そして、中国では赤がおめでたい色なので、旧正月直前だったからか、赤色のものを服装のどこかに取り入れている人が多かったです。例えば、コート、セーター、マフラー、靴、ネイル等…

まぁ赤は目立つ色だし、派手好きっていうのも間違いではないかもしれません。

↓赤赤赤赤赤…

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ステレオタイプ)→中国人は日本人を嫌っている

(実情)→よくわからなかった

行く前は、日本人と気づかれたらいじめられるんじゃないか…って心配していたんですが、そもそも日本人だと気づかれることが少なかったです。顔を見ても日本人だとわからないとも言われましたし、たとえ私が片言の中国語(北京語)を話していても、中国では北京語を流ちょうに話せない人がたくさんいるので、北京語を話せない=外国人とはならないようです。また、日本人と気づかれても、嫌そうな態度をとられることは一度もありませんでした。


今回たった3日間の滞在でしたが、どっと疲れました。

私なりの見解ですが、中国は人が多いので、自己主張をしていかないと生き残れないんじゃないかと感じました。だから、列に並ばず乗ったり、自然と口調も強めになったり、他人にそこまで愛想よく親切にしていられないんじゃないかなぁと。

日本というぬるま湯で育った私は、この3日間で中国人のパワーに圧倒されて、またそれに負けじと自己主張していったりもして本当に疲れました。

台湾に帰ってから、町の清潔さや、帰りのタクシーの運ちゃんが荷物をトランクに入れてくれただけで感動しました。日本に帰ったら感動しまくりだろうな。。

 

では、今回は以上です。