sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学レポート(16) 太魯閣国立公園に行ってきた!

大家好!みなさんこんにちは。

佐山ゼミ3回生の栗本です。

今週末は、宜蘭縣と花蓮縣に二泊三日の旅行に行ってきました。

今回のブログでは、花蓮の太魯閣国立公園について書きます!

【太魯閣国立公園とは】

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太魯閣(タロコ)国立公園は台湾本島の東部に位置し、東は太平洋、西は雪山山脈、南は木瓜計流域、北は南湖山の稜線に接しています。国立公園の広さは南北に約38キロ、東西に約41キロ、総面積は9万2000ヘクタールに及びます。

太魯閣国立公園は山と海の景観を持ち合わせた国立公園です。標高が直線距離にして短距離を急上昇しているため、自然資源と景観は変化に富んでおり、中でも中部横貫自動車道沿線は早くから亜熱帯の台湾に住む住民に観光名所として人気がありました。国立公園に指定されてからは地域全体が台湾地区における、自然保護とレジャーを兼ね備えた高山型国立公園として親しまれています。

(引用:太魯閣国立公園ホームページ「太魯閣について-地理と位置-」http://www.taroko.gov.tw/Japanese/Default.aspx?mm=2&sm=2&page=1

続いて、太魯閣国立公園内の見どころスポットを2つ紹介します!

【砂卡礑】

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クリアブルーの川と、切り立った岩肌の間には、観光客が歩ける歩道があります。

この歩道はもともと「神秘谷遊歩道」という名前で、台湾原住民の泰雅族の言葉で「奥歯」という意味。

原住民が狩猟や部落同士の通路にしていた狭い小道を、1930年日本統治時代に水力発電用のダム建設資材や送水管を運ぶために今の規模に拡張したものだそうです。

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どこを見てもクリアブルーな川の水と、見たこともないくらい大きなマーブル模様の岩が印象的でした。

この川は短いので、川床には上流で崩落し、増水時に運ばれてきた巨大な岩がたくさんあります。

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また、野生のサル(おそらくタイワンザル)が木の上から人間を見ていたり、様々な種類の蝶々も。

日の当たりにくい湿ったところでは、シダやコケの仲間が、傾斜が緩やかなところでは背がたかい常緑樹が、傾斜がきついところでは背の低い岩生植物が自生しています。

観光客は比較的多く、遊歩道にはゴミ箱はないのですが、ゴミは全くと言っていいほど落ちていませんでした。

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【燕子口】

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燕子口は、ツバメがここで食べ物を探したり、遊んだりするのにちなんでこの名前が付けられました。最も多く観察されるツバメは、太平洋ツバメという種類です。彼らは一年中見られ、特に春と夏は子育ての時期なので、泥で作られた巣がトンネルの中などで見られるそうです。

残念ながら今回はここではツバメを見ることができませんでしたが、ここから少し離れた場所で二羽見ることができました。

なぜここにツバメが集まるかというと、この渓谷で発生する上昇気流によってツバメの餌である昆虫が集まりやすいからだそうです。

また、燕子口には、大理岩壁にたくさんの穴があります。

穴は、壺穴と呼ばれます。↓

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この穴ができる理由は2つあるそうで。

1つは地下水出口の立霧渓が川の砂が運び、その侵食によって穴ができたそうです。

もう1つは、岩壁の中の湧き水が徐々に侵食して穴になったそうです。

天気によって水の量が変わり、大雨のときは水の量が多く、乾いた天気のときはちょろちょろと継続的に出るそうです。

【感想】

こんなにも壮大な自然を見たのは初めてかもしれません。本当に感動しました!!

写真では見たことの1000分の1くらいしか表せず、この壮大さが伝えられないのが本当に残念です。

国立公園内の歩道には、落石注意の看板が頻繁にあり、場所によっては「ヘルメットを着用してください、ライトを持ってください、毒蛇に注意してください」という表記がありました。

残念ながら、わたしは日本の国立公園に行ったことがないので、比べることができないのですが、日本だったら少しでも危険な場所は立ち入り禁止にするのではないでしょうか。

そういった意味では、台湾の国立公園は見られる範囲が広い、自然にそこまで手を加えていない、

反対に、もしかしたら観光客にとっては危険、気軽に行きにくいと感じさせてしまうのかなと思いました。

また、これは日本人だから気になってしまったのかもしれませんが、

国立公園内にはトイレの数が非常に少なく、あったとしても、衛生的ではない、紙がない(これらは国立公園に限った話ではないが)、ある場所のトイレでは使用するのに10元(約40円)払わなければいけませんでした。うーん。

気になったところはさておき、国立公園の自然そのものには本当に感動したので、さらに多くの人に太魯閣国立公園の魅力を知ってもらえればいいなと思います!!

そしてこの最高にきれいな自然をこれからも保っていきたい!!と改めて思いました。

最後に巨大な石の上でえらそうにしている私の写真。

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今回は、これで終わります!