sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学記 No.18 最終回

こんにちは! 台湾留学中の櫻井晴菜です(^^)

前回お伝えしたように今日が最後の更新となります。 今回は前にエラーでアップロードできなかった写真のご紹介と台湾留学生活のまとめをしたいと思います。

田植え 2 こちらは2月に行った田植えの様子。 後で別の方に聞いたのですが台湾の南部では年に3回も田植えをするところもあるらしいです。 稲刈りまで参加できなかったのが残念です。

学生運動 座り込み 3月に起こった学生運動です。 こちらは立法院の周りであった座り込みの様子。

学生運動 こちらは総統府の周りであったデモの様子。 写真で見て取れるように、暴力行為はなくとても平和的でした。 現在馬総統は中国とのサービス貿易協定について調停を一旦延期し、学生達の多くは冷静さを取り戻しています。 一概に協定を結ぶべきとも断るべきとも言えず、台湾人の中でもどちらの考え方もあります。 日本も東アジアの政治を考えた上でこの問題を全く無視は出来ません。 同時に、日本人がいかに平和ボケしているかを思い知りました。

北投天主堂 こちらは、先週たまたま友達と行った北投という温泉街で見つけた天主堂です。 前回台湾にはキリスト教があまり広がっていないと書きましたが、実は日本よりもキリスト教信者が多いそうで驚きました。 やはり日本と同じく台湾にもオランダ人の侵入と共にキリスト教が伝播されました。 その後中国人の統治が行われ、キリスト教は政府の弾圧から逃れる一部の市民の心のよりどころとして存続しました。 そのため、台湾最大宗派である台湾基督長老教会というプロテスタントの教会は、反中であるとともに独立運動にも熱心で、 礼拝でも北京語(一般的に中国語と呼ばれている公用語)ではなく、台湾語と呼ばれる言語を用いています。 不思議に思ったのは、二度の中国人支配の間に日本人による統治があったのにも関わらず、 彼らは日本人に対しては敵対心を持たず、むしろキリスト教派の中には日本語や日本文化を存続させる運動を行う教派もあるそうです。 ここでも台湾人と中国人の複雑な関係を感じました。

さて、台湾留学記の第一回目で私は留学中にやりたいこととして 台湾文化の理解、中国語の勉強、環境意識の調査という3つの事柄を挙げました。 中国語の学習はやはり4ヶ月弱なのでまだまだ不十分なところもありますが、 結果的にはすべて納得のいく成果が得られたと思っています。 特に台湾文化については、毎週こうしてゼミブログを書かせていただいたおかげで、かなり理解が深まりました。 ブログを書き始めた当初、佐山先生から「とにかく『百聞は一見に如かず』いろいろと体験してきなさい。」と激励の言葉を頂き、 その通りに毎回長文のこのブログにさえも書ききれないほどたくさんのことを体験し、 それらはすべて私の貴重な経験となり、これからの人生において活かしていく糧となりました。

最後まで台湾留学記を読んでいただいたすべての方々、応援してくださったゼミの皆様、 そしてこの貴重な場を与えてくださった佐山先生には本当に感謝しています。 帰国後もブログ班として活躍する予定なのでどうぞよろしくお願いします。

再見!