sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

2013年度阿蘇実習報告

こんにちは!

佐山ゼミ3回の外村、土井、日野です。

聴講生の今井田千佳(ちーこさん)、グローバルアイズの朝見美帆(あさみん)、牧野冴華(まっきーの)、辻井優利(ルーシー)

10/10~16までこの7人で熊本県阿蘇へ実習に行ってきました。

10日の夜、三宮からのバスに乗って博多駅まで行き、そこからレンタカーで阿蘇に向かいました。

初日は残念なことに天候が悪く、阿蘇山に登って頂上で昼食を食べることができませんでした。そこで急遽環境省の藤田幸代さんに阿蘇のことを色々教えていただく場を設けていただきました。その後は阿蘇神社に参拝に行って、その周りで馬ロッケ(馬肉のコロッケ)や、阿蘇ジャージー牛乳ソフトなど、ご当地ものを堪能しました!

2日目は天候に恵まれ、予定通り輪地切りという作業をしました。 輪地切りというのは、一言で言うと草刈りのことです。2~3月に行われる野焼きに向けて行うこの輪地切りですが、野焼きをしたい場所を囲むように草刈りをします。 道具は刈払機と鎌です。刈払機は講習を受けないと使えなかったのでこの日は鎌でお手伝いをさせていただき、刈払機の燃料を持って作業をしました。鎌が邪魔だったのは秘密です。笑

3日目は輪地切りと輪地焼きをしました。輪地切りはさきほど説明した通りで、この日は輪地焼きという新しい作業をしました。この作業は輪地切りをしたところを焼いて防火帯をつくることです。道具は火消し棒とジェットシューターという水を噴出するものを使いました。これがなかなか大変な作業で、火のすぐ近くにいき、火が大きくなったり、広がったりしないように水をひたすらかけてました。やはり火の近くにいるので煙がものすごく、目は痛いし、まともに呼吸もできませんでした。

4日目は小堀牧野で牧柵修理をしました。この日は久野ゼミのOBであった、熊谷さんにも手伝っていただきました。 牛が誤って急な坂から落ちないように牧をつくるのですが、とても重い有刺鉄線を男2人がかりで持ち、有刺鉄線を鉄の杭にくくりつけてつくる牧柵で、これだけでもとても大変な作業なのですが、さらに、とても危険で足場の悪い場所につくるため、とても大変でした。牧野の梶原さんは高齢であるにもかかわらず、いつもこの作業をしていることに非常に驚きました。 熊本の熊本日日新聞にこの日の活動が取り上げられたので、記事の写真をのせておきます。

午後は新宮牧野の刈払いの手伝いをさせていただきました。 作業の後、新宮牧野の方と交流BBQをしたのですが、みなさんとても気さくな方々で、阿蘇の草原に対する思いも聞くことができ、とても楽しかったです。

五日間いろいろな作業をさせていただいて、少しでも阿蘇の草原を守る役に立てたのかなぁと思っています。お世話になった方々、本当にありがとうございました。そして今回の実習では、ゆたっと村という宿に泊まらせていただいたのですが、毎日自炊をしたことや、他に宿泊しているボランティアの方々との交流もとてもいい経験でした。 また、11/15のリサーチフェアでこの実習の成果をポスター発表という形で行うことになったので、是非見に来ていただきたいです!