sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

佐山ゼミ新4回生の小橋一元です。

投稿が遅れてしまいすみませんでした。 効率経営とは何かというテーマで進級論文を書きました。企業が長年存続するのはとても難しいことであり、5年存続する確率が15%、20年は0.3%、30年は0.03%という厳しい現実があります。そんな中、成功してきた企業はどのようなことを意識しているかということが気になりました。そこで今回は「人」に注目しました。企業というものは人という構成単位で成り立っているからです。効率的な生産活動を行うためには個人が伝達(コミュニケーション)、働く意欲(会社に対する信頼)、目的(モチベーションの原動力)の3要素が必要であり、経営者であるトップはこの3要素を満たすような環境を作ることが求められます。また、企業の業種にもよりますが、最終的な組織の形の目標としてはティール組織という個人(社員)がリーダー(上司)に依存せず主体的に動くことができる(常に自分は組織にとって何をすべき存在か問い続ける)組織が挙げられます。また、最近はダイバーシティが謳われていますが、ティール組織を形成するときにこのダイバーシティは認めるべきと考えられています。なぜなら本来の自分を隠しては実力を出しきれないと考えられているためです。

上記のような3要素を備えた人たちで構成された組織(最終的に目指すべきはティール組織)は楽しんで仕事を行うために生産効率が高くすることができると考えられています。また、このような組織ができても会社が成功することにおいて、トップが人としての資質がなければ元も子もありません。その資質とは商才を指すのではなく、人としてどうあるべきかということです。例えば、金銭目的で事業を行う、挨拶をしない、人によって態度を変える等、人としての道を外れない基本的なことがとても大事です。この基本的なことが多少成功し始めると忘れてしまい、驕ってしまいます。トップは社員に姿勢が見られていることを常に意識して行動すべきと考えられます。

組織というものを知っていくと「人」が持つ性質、可能性にとても興味が湧いてきます。 今後の研究は今のところ、次の要素として「事業性」に興味を持っているところです。 (事業の成熟を取るべきかリスクを負ってでも新たな事業を始めるべきか)

最後まで読んで頂きありがとうございました。

小橋一元