昨日は、国立環境研究所・海洋環境研究室に所属する牧秀明主任研究員の
標記水質調査のサポートをしてきました。
これまでゼミ生の夏期実習の一環として行ってきましたが
今年は新型コロナウイルスの影響により夏期実習はすべて中止したので
学生の代わりに私が参加させていただきました。
専ら透明度調査を担当しました。写真にある直径30センチの白板を沈めていき
見えなくなった時の深さを計測するものです。マスクをしながらの調査となり
いつもと勝手が違いましたが、晴天と強風の中
ポートアイランドや甲子園浜に設定された6地点の調査を無事終えることができました。
調査した11日、偶然にも佐山ゼミの卒業生から摩周湖の写真が届いた。
摩周湖といえば、霧で有名であるが、透明度の記録ホルダーでもある。
『理科年表2020(机上版)』(丸善出版)で確認したところ、41.6mで観測日は1931年8月31日とあった。
弟子屈町・川湯にあった阿寒国立公園管理事務所勤務時代、国立環境研究所の調査に
同行したことがあるが、カルデラ湖の内壁は傾斜がきつく、下りも上りも「しんどかった」
記憶がある。一方で、光の筋がいくつもある水の中を白板が降りてゆき
そのまま透き通った水に吸い込まれていくような光景が脳裏をよぎったのだが、
本当に見たかどうか今となっては定かではない。
ダイビング中など別の記憶と交じり合ってしまったものかも知れない。
(2020年8月13日加筆)
現在(2020年8月28日)、牧秀明主任研究員は貨物船座礁油流出事故対応のため
緊急救援隊第二陣派遣(Japan Disaster Relief [JDR])のメンバーとしてモーリシャスに
派遣中です。(2020年8月28日加筆)