sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

こんにちは。そしてお久しぶりです!

 

新4回生の大内か乃子です。

私がブログを投稿するのは半年ぶりです。半年ぶりに投稿するにあたって、他のゼミ生の投稿を拝見させていただきました。みんなの投稿を読み、ゼミ生の問題意識のレベルの高さや課題解決能力、行動力に感銘を受けました。みんなこんなすごいことを行っていたのか、と。ブログを通して、様々な方の意見や知識を享受することができただけでなく、モチベーションの向上も可能になりました。ゼミブログってすごい!コロナウイルスで直接的に情報や学びを得る場が減ってしまった今、ゼミブログの意義深さを実感しています...。

余談はさておき、本題である私の進級論文について書かせていただきます。

 

私のテーマは「ウミガメの絶滅危惧を救うには、人が手を加えるべきなのか」です。ウミガメはIUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト(絶滅のおそれのある野生動物のリスト)に掲載されており、長年保護活動が行われているにもかかわらず、その現状は改善されていません。

私自身、夏にウミガメの保護調査の実習に行き、人が手を加えるという立場から保護活動を行いました。一方で、「人が手を加えることはその場しのぎの保護が可能になるだけで、有効性はない」という意見を耳にする機会も多くありました。私の行ったことは正しかったのか、と疑問が生じたためこの研究テーマを選択しました。

有効性が疑問視されている「子ガメ放流会」と「卵の移植」のメリット・デメリットを調べ、それらが保護目的と社会・教育目的にどの程度効果を発揮しているのかを分析しました。

保護の成功率以上に保護した後のリスクが大きく、また、教育的観点からは一定の効果は見込めるものの現状改善には繋がらないため、「人が手を加えるべきでない場合のほうが多い」という結論に至りました。しかし、手を加えなければならない場合も存在するため、うまくバランスを取ることが重要であると私は考えています。

卒業論文でこの研究を続けるかどうかはまだ未定ですが、今後もウミガメを含めた絶滅危惧種の保護と保全に問題意識を持って残りの大学生活を過ごす所存です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

大内か乃子