sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

マレーシア留学レポート(19)~おいでませクアラセランゴール~

パギ~!

国際社会貢献活動でマレーシアの自然公園でインターンをしている佐山ゼミ3回生の本田香織です。

 

とうとう3日後が帰国日となり、5か月間続けたこのゼミブログも今回が最後となってしまいました。

この5か月間、本当にあっという間で未だにタクシーでKSNPに着いた時のことをついこの間のことのように感じます。

このブログを上げているのが最後の出勤日なのですが、同僚に挨拶してくだらない話をして来園者がきたら対応して、あまりにもいつも通り過ぎてまた明日も出勤するものだと思ってしまいます。

それでも思い返せば5か月間多くのことを経験し、いい思い出も悪い思い出も様々な記憶があふれてきます。

 

というわけで、最後のマレーシア留学レポートは

私が5か月間暮らした町クアラセランゴールで出会った私の好きなものトップ3の紹介をしたいと思います。

 

クアラセランゴールのおススメBEST3】

 

3位 - ホタル

以前も紹介しましたが、クアラセランゴールホタル観賞が有名な地域です。

クアラセランゴールを訪れる観光客の多くが、ホタルを目的にやってきます。

KSNPを訪れる来園者の方々にもホタルまでに時間があるから寄ってみた、といった方が多くいます。

クアラセランゴールのホタルは川辺の木々にくっつき発光しているため、その光景は「熱帯のクリスマスツリー」ともよばれています。

私も一度見に行ったことがあるのですが、電飾なんじゃないか、と疑ってかかるほど光っています。

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[caption id="attachment_4406" align="alignnone" width="300"]Fireflies Watching at Kuala Selangor / Kelip-kelip watchinghttp://www.etravel.my/package/kuala-lumpur-fireflies-kuala-selangor-tour-2017/より画像お借りしました[/caption]

ちなみにKSNPでもホタルを見ることができます!

もちろん圧倒的に数は少ないですが、森の中を歩いて自分でホタルを見つけ出すのは、観賞地また違った楽しみがあります。

車がないと訪れるのが難しいクアラセランゴールですが、このホタル観賞ツアーは日帰りの日本人向けのツアーも多く組まれているので、マレーシアを訪れた際はぜひ参加してみてください。(カンポンクアンタンという施設がおススメです!)

熱帯夜にぽつぽつとホタルが光る幻想的な光景は自信を持ってお勧めします!

 

2位 - ロティ

マレー語でパンを意味するロティですが、

一般的にロティといわれるのはこちらのナンのような生地を薄くのばして何層かに重ねたもの

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これはクアラセランゴールの名物なわけではなく、マレーシアではポピュラーなものなのでインド系のごはん屋さん(MAMAK)ならどこでも食べることができます。

ノーマルなものは何種類かのカレーとともに食べるのですが、中にイワシチーズを混ぜ込んだものからバナナ砂糖とバターコンデンスミルクを混ぜ込んだ甘い系のものなどバリエーションは様々です。

[caption id="attachment_4404" align="alignnone" width="300"]IMG_0901 ↑ こちらはイワシ缶を混ぜ込んだロティ・サーディン[/caption]

[caption id="attachment_4400" align="alignnone" width="300"]IMG_0896 ↑ こちらはマレーシア名物カヤジャムを混ぜ込んだロティ・カヤ[/caption]

ただクアラセランゴールでは田舎の町ならではなのか、頼んでも断られる種類のロティが多くあり、いまだにバナナやコンデンスミルク、チーズは注文が通ったことがありません。

何度聞いても「今日は無理~、○○ならあるよ」と言って断られる、そんな田舎ならではのやりとりも含めて、ロティはクアラセランゴールでの思い出の物の一つです。

 

ぜひマレーシアに訪れた際には食べてみてください。

モチモチとした生地で何枚も食べれてしまいますが、生地をのばすのにかなりの油が使われているのでカロリーは……といった感じです。

 

1位 - シルバーリーフモンキー

以前も紹介したシルバーリーフモンキーですが、

マレーシアのいくつかの地域でしか見ることのできない珍しい種(マレー半島ではここクアラセランゴールだけ!)で絶滅危惧種でもあります。

名前の通りシルバー色の毛モヒカンのようなとんがり頭が特徴ですが、子供のころはオレンジ色をしているのも変わった特徴です。

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一般的なサルは目が合うだけで威嚇されるのですが(目を合わせるのはサルにとって威嚇の意味)、シルバーリーフはとにかく温厚な性格なので、目が合っても食べ物を持っていても問題なし。

なんと場合によっては撫でることも一緒に自撮りすることもできます。

[caption id="attachment_4396" align="alignnone" width="225"]IMG_0891 ↑ 同僚の部屋のの玄関に座り込んでいたシルバーリーフ、全然どいてくれませんでした[/caption]

かわいらしい見た目とおとなしい性格で癒してくれただけでなく、ガイドの際のネタでも活躍してくれたシルバーリーフは、この5か月間で得た大切なパートナーです。

 

  以上がクアラセランゴールのおススメベスト3ですが、ここでは書ききれないほどたくさんの魅力であふれています。

5か月間のクアラセランゴールでの生活は本当に素敵な経験でした。

 

朝はサルのけんかの声で目が覚めたり、夜はカエルの大合唱がうるさすぎて寝られなかったり、ちょっと部屋を留守にするだけでヤモリの糞だらけになっていたり、部屋に帰るとベッドの上でカエルがお出迎えしてくれたり、ごみ袋を捨てに行ったらサルに襲われたり、そんな自然の中で暮らしているからこその事件も、もうないんだと思うと少し寂しくなります。

もちろん停電だったり断水だったり、水道から出てくる水が茶色く濁っていたり、部屋のファンが壊れて部屋がサウナ状態になったり、もう耐えられないと思うこともたくさんありましたが、それも一つの思い出です。

何よりもマレー語どころか英語もうまくない私をサポートしてくれ、仕事はもちろんご飯や買い物に誘ってくれたり、私のへたくそな英語での話に付き合ってくれたり、そんな素敵な同僚と上司に恵まれ、この5か月間のインターンを終えることができました。

たった5か月間のインターンでしたが、ここで得た経験は何にも代えがたい大切な思い出です。

 

必ずまたマレーシアに、KSNPに遊びに来たいと思います。

皆さんも機会があればぜひマレーシアに、そして何よりKSNPを訪れてみてください。

たくさんのおサルとマングローブが皆さんをお出迎えしてくれます!

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それではまたいつか!

ジュンパラギ!