sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学レポート⑦ 10月10日は国慶節

大家好!

佐山ゼミ3回生の栗本優美子です。

最近の台湾はやっと肌寒くなってきて、半袖の上にパーカーやカーディガンを着るようになってきました。

今週末は、10月10日が「国慶節」という祝日だったので、学校が3連休でした。

ということで、今回のブログは

国慶節について

好きなことざっくばらんに書きます

というテーマでいきます。


国慶節について

国慶節とは、中国や台湾の建国記念日です。

中国と台湾は建国された日が違うため、国慶節も同じ日ではありません。

・中国の国慶

中華民国との国共内戦に勝利し、1949年10月1日に毛沢東中華人民共和国の設立を宣言しました。そのため、国慶節を10月1日とし、祝日としています。10月1日~7日まで連休になるそうです。

産経ニュースによると、「国慶節の連休に上海から海外旅行に出た中国人のうち21.4%に当たる約4万8200人が日本に旅行したそうです。国慶節の旅行先の人気No,1で、前年同期比68.5%だったそうです。」

また、爆買いしていったんでしょうね…

・台湾の国慶

一方、台湾の国慶節は10月10日です。台湾の場合は、1911年10月10日に辛亥革命を起こし、清朝を倒した日を国慶節としています。中国とは違って1日だけです。

街の様子はというと、道路に国慶節の垂れ幕や台湾の国旗が飾られていますが、お祝いムードは全くありません。むしろ先月の中秋節のお祝いのがすごかった。

↓見えにくいですが、歩道橋に「慶祝中華民国104年国慶」と書いてある。

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台湾人のルームメイトに、「なぜ10月10日が台湾の建国記念日なの?日本統治から解放された日ではないの?」聞いたところ、渋い顔をして「この日が国慶節なのは少しおかしいと思う…。」と言っていました。(出先だったのであんまりちゃんと聞けなかった)

少し調べてみると、「戦後になって国慶節が、中国人によって台湾に持ち込まれた。そして近代的で高い教育水準を持つ台湾人を、中国式人治社会に馴染ませるための再教育(独裁政治に従わせるための愚民教育)の道具として、これを大いに利用したのだ。いくら台湾人が本土化を叫んでも、この日のお祝いをやめない限り、今後も若い愚民を続々と輩出し続けることだろう。」という意見を見つけました(この筆者はかなり台湾独立派ですが…)。

こういった背景から、国慶節なのに台湾が全くお祝いムードではないのだろうと思いました。

しかし、国慶節をどう考えているかに関わらず、台湾の人々は一つ一つの行事を大切にしているなぁと感じました。

ルームメイトに「日本にも同じように建国記念日はある?いつ?」と聞かれたとき、即座に答えることができませんでした。Wikipediaですぐ調べて、「2月11日…神武天皇が即位した日を日本の建国日とする…」と書いてあって、まず神武天皇って聞いたことあるけど誰だろう?という感じで…。他にも日本はたくさんの行事や祝日がありますが、日本国民としてひとつひとつの意味を理解していくべきだと思いました。


好きなことざっくばらんに書きます

【朝ごはんの話】

ルームメイト(台・仏・英)と話していた時のことです。

■日・仏・英:「台湾の朝ごはんって脂っこいし、重いよね~」「朝から小籠包みたいなのとか、揚げパンみたいなのとかありえない!」

■台:「…。朝からご飯作る習慣あんまりないし、屋台のご飯は安いし便利だから…」

■仏・英:「でも日本も朝からご飯(rice)食べるよね?笑 ないわ~!」

■私:「えっ…」

朝からお米を食べるのは、ヨーロッパ人からしたらおかしいみたいです。

私は朝食ご飯派だったのでカルチャーショックでした。

【あげちゃいけないもの】

台湾の文化で人にプレゼントしてはいけないものを授業で習いました。

置き時計

→置時計は中国語で「鐘(zhong)」というのですが、葬式という意味である「送終(song zhong)」と同じ発音であるため、絶対に人には置時計を送ってはいけません!!!

→これも置時計と同じく発音の問題です。

梨は「梨(li)」と発音します。これは離れるという意味である「離(li)」と同じ発音なので、友達にあげるとその人と離れたい、といったように受け取られてしまうかもしれません。

実は、このことを習う前に、お世話になっている台湾人一家の家に遊びに行ったときに、「日本の果物だし梨を持っていこう~」と思って手土産に梨を持って行ってしまいました。

後日その家族に謝ると、そんなのは迷信だよ~といって許してくれました。よかった…(@_@)

→これも発音の問題です。

傘は「傘(san)」と発音し、散る、分かれるといった意味の「散(san)」と同じ発音なので、あげた人にどっか行け~って言っているようなもんらしいです。

中国語圏の友達に贈り物をするときがあれば、気を付けてください!!

 

 

【自転車20キロの旅】

最後は、ほんとうにどうでもいいことなんですが、

今週、何を思ったか自転車で20キロの旅に出てきました。

台北市内には30分5元から借りれる自転車が町中にあります。写真の道は、川沿いのちゃんとしたサイクリングロード。天気が良すぎた(^O^)

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20キロって大したことないじゃん、と思われるかもしれないんですがそんなことない!!

台湾の交通事情はやばいです。

自転車はどっちかっていうとバイクとみなされるのか、車とバイクと一緒にあのクレイジー台北の道路を走らなければなりません。

何がクレイジーかって、バイクの数やスピード、運転の荒さ……その他もろもろ。。

途中、何度も道に迷って、絶対これ自転車通るとこじゃないわ!って道や、もはや高速道路なんじゃないかっていう道を通ったりでもう大変でした…

もう二度と、自転車であんな道は通らないと誓いました。

ちなみに目的地は、台北の北の方にあるマングローブ林だったのですが、

諸事情によりスルーしてしまったのでまた今度行ってきます!

では、今回はこのくらいにします!